いつもIPAのお仕事にご協力いただきありがとうございます。
このページでは、「ネタバレと感想部分」の文章の書き方について説明していきます。
「ネタバレ」と言われても、どこまで書くか迷いますよね。こちらのマニュアルがその悩みを解決するための参考になれば幸いです。
ドラマ記事等にも活かせる内容なので、担当ジャンルが違う方もぜひ読んでみてください。
〜もくじ〜
どこまでネタバレして良いのか
これに関しては様々な意見があるかと思いますが、弊社では「読者がネタバレを知っても楽しめる程度」のネタバレがベストだと考えています。
ネタバレ記事を読む読者は「作品名+ネタバレ」で検索している人なので、事細かにネタバレが書いてありその記事を読めば漫画を読む必要がないのを理想としている人も多いでしょう。
弊社で作成しているマニュアルの中にも「あなたの記事を読めば他の記事を読む必要がないくらいのクオリティで書いてください」と書いているものがありますが、ネタバレ記事の場合は書き方に注意が必要です。
どういうことかというと、全てをネタバレされることで不利益を被る人がいるからです。誰だかわかりますか?
それは、出版社やその作品を描いている作者さんです。
漫画を読む必要がないくらいの完璧すぎるネタバレ記事は、読者の「漫画を読む」という行動の妨げとなります。
大げさに聞こえるかもしれませんが、作品が売れなければその漫画の連載を続けるのも難しくなります。「漫画村」などの海賊版サイトの規制が厳しくなっているのもそのためです。
抑制効果のために罰則が必要だと考えられており、「懲役5〜3年の罰則が適切ではないか」との意見も出ています。
まだ確定ではありませんが、今後は今以上に規制が厳しくなっていくことは変わりないでしょう。
少し話がそれましたが、ネタバレ記事を書いていただく目的は読者に「漫画を読みたい!」と思っていただきそれを行動に移してもらうことです。
好きな漫画の作者さんに漫画を描き続けてもらうためには、海賊版サイトの利用はマイナスでしかないですよね。
あなたの記事を読んで書店に行く、電子書籍を購入する、漫画を借りるなど、読者が行動に移すきっかけを作ってあげましょう。
一度読んだことのある作品でも、あなたの記事を読んで「もう一度読み返したい!」と思ってもらえることが重要です。
そのために参考になる「レビュー」を紹介させていただきます。
口コミやレビューを見たことはありますか?
美味しいランチのお店を探しているとき、旅行先のホテルを予約するとき、ダイエットのためにジムに通おうと思ったとき、などなど。
ネットで口コミや評判を検索したことのある人は多いと思います。
そしてレビューを読んで「良いな!」と思ったとき、それがお店の予約、商品の購入などに繋がるきっかけとなります。
漫画やドラマの感想記事というのも同様に、読んだ(見た)ことのある人に実際に自分の感じたことを書いていただくものです。
そしてその記事を読んだ人が「面白そう!」と思ったとき、漫画を読んでみよう、ドラマを見てみよう、となるわけです。
あなたにはそういった記事を書いてほしいと思っています。
ですから、読んでみたけれど自分的にはイマイチで記事が書けそうにないという作品は選ばなくて結構です。
逆に最初はイマイチだと思っていたけれど読んでいたらめちゃくちゃハマった!というような作品は是非記事に書いてほしいと思います。
もちろん、「なぜ気持ちが変化したのか」という理由は「ネタバレと感想」部分に書いてくださいね。
そこが一番重要です。
というわけで、今回は自分の気持ちを文章で表現するのが上手い方のレビューを取り上げてみました。
各サイトのレビューを参考に
今回のレビューは電子書籍サイトBookLive!から抜粋しています。
BookLive!に限らず、Amazonや楽天など各サイトに書いてあるレビューも面白いものがあるので参考にしてみると良いですよ。
「東京タラレバ娘」のレビュー

怖い怖い!リアルすぎてぐうの音も出ない。
妙齢で近い私は、一歩違えばこうなっていたかも、と恐れざるをえない。
「〜だったら」「〜ならば」と仮定の話ばかりして、
評論家気取りで自分は何でも知ってるよ!って顔で向上心や謙虚に学ぶ力、
飛び込む勇気を20代に置いてきてしまったらどうなるか・・・怖さが浮き彫り。
でも、「自分は違う」とも言えないから、この漫画に感情移入してしまうんだろう。
誰にでも起こる。将来の不安って、準備していないといつまでも拭えない。
今を一生懸命生きて、次につなげるしかないのに、
どんどんチャレンジに対して臆病になったり、
前の失敗を恐れてしまったり、変にプライドが高くなってしまったり。
魅力的な女性なら、いつでも若々しく何でもやってみる人なんじゃないかな・・・
過去や自分を傷つける存在にぶつかって、やっとわかる「見たくない自分」。
でもそれも自分なんだと受け入れてから、本当にわかる気もする。
→この方のレビューは、自分の年齢で「想像」をさせてくれます。
『「〜だったら」「〜ならば」と仮定の話』=物語のネタバレ部分は全くないのに、「リアルすぎてぐうの音も出ない」ってどういうことだろう?と気になりますね。
30代未婚女性にとって、
グサりと来る事ばかりが書かれています。
半泣きで読みきりました。
続きが気になっちゃう私はドMなんだと思います。
→「半泣きで読みきり」「続きが気になっちゃう私はドM」という表現は上手いですね。
「30代未婚女性」は気になること間違いなし!!
男の側から見ても共感できます。
30年ほど前にこの作品を読んでいたら
あるいは違った見方ができて別な人生を歩むことができたかもしれないのに
・・・そう思うと残念です。
今にして思えばあの時が人生最大のチャンスだったのに・・・
ほんの些細な偶然のいたずらで絶好のチャンスをつかむことに失敗してしまった。
あの日のことを思い出すたびにつくづく人生はやり直しが効かないという厳しい現実を思い知らされます。
でもそれがまた人生なんですね。
→男性から見ても共感できるというのは気になりますね。
また、この方はレビューを書きながら自分の過去の出来事を思い出しているようです。
「30年ほど前にこの作品を読んでいたら」と、それほどまでに刺さった内容は作品を読めばこのレビューの意味がわかりそうですね。
「バクマン。」のレビュー

主人公たちの考え方、好きだなー、と思いました!
勉強できる=頭がいいとは思わないのくだり、めちゃ共感します!
しかもあの叔父さんといい、サイコーといい、
どんだけロマンチストだよ!純粋すぎんだろ!
少年漫画なのにっ!!って思わずツッコんじゃいましたよ!!笑
一体これからどうなるか、早く次の巻を読みたくてうずうずしてます笑
→「思わずツッコんじゃいましたよ!!笑」っていうツッコミ方が上手です。
早く次の巻を読みたくてうずうずしている様子が伝わってきますね。
面白い! 私こういうのが好きなんです!
中身はジャンプだけにとにかく熱い!
なまじ作家を志ているせいで共感はできるわ、
主人公達のハチャメチャな行動力に感心させられるわと、
心の中が跳ね回されてついつい自分も漫画家になりたくなってしまう。
また、テンポもよくて読みやすい。
この作品は私が沢山語るよりも、一秒でも早く読んでみて!
以上!!!
→「心の中が跳ね回されて」という表現、上手です。
「この作品は私が沢山語るよりも、一秒でも早く読んでみて!」という「読めばわかる」感も良いですね。
マンガってこう作るんだーと感心しながら読んだ。
作家と編集者がここまで努力して作るということに感動した。素晴らしい仕事ですね。
情熱大陸を見てるような、すがすがしい感動が得られます。
→「情熱大陸を見てるような」という例えがすごく上手です。
「情熱大陸」を見たことのある方、ドキュメンタリー番組などが好きな方には想像しやすい言葉だと思います。
「天使なんかじゃない」のレビュー

変身しないし異世界行かないしギャグでもない少女漫画はホントに読まないので
なんか「なにこれ!なにこれ!逆に異世界!こわ!」と思いながら読んだのでした。
読書中近年まれにみる頭の使いようでした。
わあーーーーーーおもしれーーーーーーっと思いながら、
すごい、女子全員能動的すぎる、なんでみんなこんなに明るくしなやかにしたたかなのか、
なぜこんなにも性善説を信奉した人物しかいないのだ、
何故私はこの世界の住人になれそうもないのか、という問いがグルグル周り、
ドリカムの歌に素直に感情移入できるかどうかがその分かれ目な気がする…と思ったんでした(独断と偏見)
びっくりするくらい王道というか鉄板というか、
あらすじだけ聞いたらそれで話成立するの?ってくらいベタなのに最高におもろいからすごいなあ。
→「、」ばかりの部分は「。」で区切りましょうと言いたくなるところですが(笑)
この方はマイナス→プラスにもっていくのが上手です(本人はそんなこと気にしていないでしょうけれど)。
今まで読まなかったジャンルに対して「なにこれ!なにこれ!逆に異世界!こわ!」という心の声。
「ドリカムの歌に素直に感情移入できるかどうかがその分かれ目な気がする」というドリカムファンにはわかるような表現。
最後の「ベタなのに面白い」の文章も一工夫されていて、「びっくりするくらい王道というか鉄板というか、あらすじだけ聞いたらそれで話成立するの?」というマイナス表現から、それなのに「最高におもろいからすごいなあ」で締めています。
それだけ言うなら読んでみたい!となりませんか?
もう何度この漫画には泣かされたことでしょうか。
とやかく言いません・・・20世紀最大の傑作でした。
翠ちゃんも晃も将志も、とにかく登場人物みんな好きです。
リーゼントじゃない晃もかっこよすぎる。
子供の名前は翠にします。
→「20世紀最大の傑作」という表現良いですね。
「子供の名前は翠にします」に共感してしまいました。私も「女の子なら翠、男の子なら晃」とか思ってたので(笑)
誰がなんと言おうと、少女マンガ永遠の名作の1つ。
翠、晃、マミリン、タキガワマン……、登場人物がみーんな魅力的!
みんなの恋を本気で応援してる自分がいる!
初めて読んだのは中学のときで、こんな高校生活送りたい!と思った。
読み返したのは大学のときで、こんな高校生活送りたかった!と懐かしく思った。
昔は共感できなかった部分で泣けてしまうのも、ときが経った証拠か。
とにかく、全ての女の子に読んでほしい1冊。
→「少女マンガ永遠の名作の1つ」「とにかく、全ての女の子に読んでほしい1冊」という表現良いですね。
そしてこの方は初めて読んだ時と大学生になって読んだ時の感情の変化を書いています。「昔は共感できなかった部分で泣けてしまう」というその変化を知りたくなりますね。
「キングダム」のレビュー

熱い涙と鼻水を垂れ流しながら読んだ。
魅力的なキャラクターの死に様はもちろん、
コマの端っこで首をぶった切られてる一兵士も主人公と同じだけの物語を持っていると思うと泣けるぜ!
王騎ときょうかいと向ちゃんとりんこが好き。
あ、でもひょうこうも蒙武も好きだなあ。迷っちゃうなあ~
人気の漫画の多くがそうである様に、
主人公は下僕からのし上がる少年(=王族の争いや軍事に関する素人)なので、読者も予備知識なしに楽しめる。
それはもう、血湧き肉躍る漫画なので早く続き読みたい!!
→「熱い涙と鼻水を垂れ流しながら」という表現良いですね。
涙と鼻水に「熱い」が装飾されて、かなりのハマりようが伝わります。
「あ、でもひょうこうも蒙武も好きだなあ。迷っちゃうなあ~」というキャラクターに対する愛着も素直に伝わってきます。
この方のように、もっと素の自分を出して良いですよ!
汗だく。止まらない。
武術・戦略・組織・志・信頼など三国志にハマった人なら絶対はまる要素がたっぷり。
秦の始皇帝ではなく、その武将側から描いた作品。よしもと芸人にもファンが多いとのこと。納得。
→「汗だく。止まらない。」って漫画の帯に書いているキャッチコピーのような表現で良いですね。
最後の「よしもと芸人にもファンが多いとのこと。納得」という文章で、お笑いが好きな人はかなり興味を持つことでしょう。
「芸能人の◯◯も良いと言ってた」という「あの人と同じ」っていう書き方も良いですよ。
血沸き肉躍る、とはまさにこういうことかな。
というほどの躍動感にあふれる一巻。
読んでて、自身がバシュバシュと斬り進んでいくような錯覚にさえ陥らせてくれる回だったなぁ。
続きに更に高まっていく期待!
→「自身がバシュバシュと斬り進んでいくような錯覚」の「バシュバシュ」という部分。
オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)はどんどん活用してください。
※オノマトペとは→物事の声や音・様子・動作・感情などを簡略的に表し、情景をより感情的に表現させることの出来る手段として用いられる。
「暁のヨナ」のレビュー

ヨナ覚醒は鳥肌とまんない。
何も知らないお姫様だったのにどんどん成長してってまるで少年漫画のようだなぁと。
ちょくちょく涙腺を緩ませられて困ります。もっとやってください。
→最後の「困ります。もっとやってください。」という表現良いですね。
涙腺を緩ませられて困るくらいだけどもっともっとそうして!というドM感が伝わってきます(笑)
読みながら号泣。思わずそうきたかと唸ってしまった。
数ある大河系少女漫画のどれにヨナは当てはまるんだろうなぁっと色々考えながら読んできたけれど、
ヨナは今までにない新しい話を模索して描いてるのかなとこの巻を読んで思いました。
変な終わり方をするかも!という不安消え去り、予測できない展開を最後まで楽しむ心意気ができましたww
暁のヨナとっても好きです。続きが楽しみ!
→「思わずそうきたかと唸ってしまった」という「唸る」という表現良いですね。
唸るって「痛くてうんうん唸る」のようなマイナスのイメージが強いですが、この場合は「内に満ちている力が、あふれ出るばかりになる」という意味合いで使っています。
「思わずそうきたかと思った」よりも強く心が動いた表現です。
素直に面白いです。
少女マンガをバカにしている旦那が「コレ続きないの?」と聞いてきました。
男女ともに楽しめる作品だと思います。
→旦那さんの一言、良いですね。
「少女マンガをバカにしている旦那が」っていうのも、レビューを読んだ方が作品に興味を持つポイントだと思います。
「ワンパンマン」のレビュー

2年くらい前に友人の家でこの漫画を読み、
「これめっちゃおもしろいね、今度買ってみる」と言っていたのにあれよあれよと月日が過ぎて
「今度買おう今度買おう」と思っていたらいつの間にかアニメ化ァー!!
アニメを観てみたらやっぱりおもしろすぎて本屋に直行ーー!!
みんな同じことを考えていたのかどこも売り切れー!!
「重版待ちです」聞き飽きたーー!!
ちくしょう今度からは気になったらすぐ買おう。
というわけで手に入れるのにすごく時間がかかった漫画。それがワンパンマンです。
1巻からおもしろすぎる。カニランテ様をやっつける時のやり方がなんとも…。
このころはジェノスがまだ先生にタメ語でそれもまたいい。
→「アニメ化ァー!!」「直行ーー!!」「売り切れー!!」「聞き飽きたーー!!」でこの方が「ワンパンマン」を買うまでのストーリーが書いてあります。
たった4行で人気の作品だということが伝わってきますね。
最初の怪人のワクチンマンってバイキ◯マンだよね?ネタ面白いですw
サイタマのかっこよさが読者しか知らないのがいい。飽きる前に全巻買う!
→「最初の怪人のワクチンマンってバイキ◯マンだよね?」というツッコミ。
アンパ◯マンネタ?と想像させてくれるところが良いですね。
ワンパンチ瞬殺のヒーロー、「ワンパンマン」。
無料WEB雑誌「となりのヤングジャンプ」連載中のこの漫画、面白いですよね!!
第1巻は主人公サイタマの登場からサイボーグ弟子ジェノスとの出会いまでってところでしょうか。
二人がいれば、害虫駆除や害獣駆除もお任せあれ!?
この漫画はサイタマさんがとにかくカッコいい。
普段のヌル~い顔からマジ顔の時まで、格好つけてないのがカッコいい。
格好つけてないのに、無意識でヒーローをやっちゃってる。
根っからのヒーロー思考なんですよね。 そんなところがカッコいい!
ジェノスは一途に真面目でかわいいですね。
コミックス化した感想としては、表紙・裏表紙イラストがカッケェ! うめェ・・!! 等々。
ワンパンマンの良さは原作のONEさんの話の作りが面白いのももちろんあるんだけど、
村田雄介さんの絵はやっぱり良いですなー!
→「カッコいい。」の連発。先ほどの4行「ーー!!」の方と同様に同じ表現を続けて使うことで作品の魅力を伝えています。
そしてただ連続で使っているだけでなく、「カッコいい。」理由がきちんと書いてありますね。
作者さんの絵について触れるのも良いですよ。
書き方が上手な方の特徴
漫画やドラマの感想記事に限らず、読者を引き込むのが上手い方の文章はとてもシンプルでわかりやすいと思いませんか?
「上手な」とは書いていますが、どの方も特別難しいことは書いていないんです。
上手い文章というより、誰にでもわかりやすく親しみやすい文章で書かれているといった方が良いかもしれません。
硬い表現よりくだけた表現を使い、話すように書いている方が多いですよね。
そして、書いている本人が楽しんでいるのが伝わってきます。
こちらの「天使なんかじゃない」のレビューをもう一度読んでみてください。
変身しないし異世界行かないしギャグでもない少女漫画はホントに読まないので
なんか「なにこれ!なにこれ!逆に異世界!こわ!」と思いながら読んだのでした。
読書中近年まれにみる頭の使いようでした。
わあーーーーーーおもしれーーーーーーっと思いながら、
すごい、女子全員能動的すぎる、なんでみんなこんなに明るくしなやかにしたたかなのか、
なぜこんなにも性善説を信奉した人物しかいないのだ、
何故私はこの世界の住人になれそうもないのか、という問いがグルグル周り、
ドリカムの歌に素直に感情移入できるかどうかがその分かれ目な気がする…と思ったんでした(独断と偏見)
びっくりするくらい王道というか鉄板というか、
あらすじだけ聞いたらそれで話成立するの?ってくらいベタなのに最高におもろいからすごいなあ。
このくだけた表現を、今回は差がわかりやすいように硬くして書いてみましょう。
変身もせず異世界に行かずギャグではない少女漫画は普段読まないので、
まるで異世界のようだと思いながら読みました。
読書中、だいぶ頭を使いました。
おもしろいと思いながらも、
女子全員が能動的であり、なぜ皆こんなに明るくしなやかにしたたかなのか、
なぜこんなにも性善説を信奉した人物しかいないのか、
何故私はこの世界の住人になれそうもないのか、と考えさせられました。
例えて言うなら、ドリカムの歌に素直に感情移入できるかどうかがその分かれ目な気がします。
王道、鉄板という言葉がぴったりで、あらすじだけ聞くとそれで話が成立するのかいうほどベタな話です。
ですが最高に面白く、すごいなあと思いました。
どうでしょうか?
元の文章よりも、だいぶ温度が下がりますよね?(笑)
言葉のチョイスは悪くはないのですが、硬い文章にすると元のような勢いは消えてしまいます。
学校に提出する感想文のようです。
「天使なんかじゃない」という漫画自体は元気をもらえるような作品なのに、レビューの温度が低いとその温度が読者にも伝わってしまいます。
ギャグ漫画やコメディ漫画などは特に、レビューを書いている本人がノッていないと良さが伝わりにくいんです。
普段の自分はこんなにハイテンションじゃないという方もいらっしゃるかもしれません。
ですが記事を書くときは、あえてテンション高めのキャラクター設定で書くというのも良い方法ですよ。
また、作品の内容に関連してご自身の話題を入れている方も多いです。
作品から自分に置き換えて想像し、それを読者にも想像させる。
「ネタバレと感想部分」に、その人自身のストーリーがある。
「ワンパンマン」のレビューの方のように、その漫画との出会いを書くのも良いですね。
最後に
是非、自分が良いと思った(引き込まれた)レビューの書き方は真似してみてください。
そして、このようにノッた文章をまずは「ネタバレと感想」部分の冒頭に入れることで、読者を惹きつけ続きを読んでもらいやすくなりますよ。
細かいテクニックなども後々紹介していきますが、まずは書き手である自分自身が楽しんで記事を書くことが重要です。
そして読者にわかりやすく、親しみやすい文章を書いていきましょう。
今回の内容で何か質問がありましたら気軽にご相談ください。
今後ともよろしくお願い致します。