記事のマニュアル

記事作成の流れや心構えについて

いつもIPAのお仕事にご協力いただきありがとうございます。このページでは、記事作成の流れや心構えについて書いていきます。

記事作成前に大前提として知っておいていただきたいのですが、読者はあなたの書いた記事を全ては読んでくれません。

「せっかく今から記事を書こうと思ったのに、やる気がなくなるようなことを言わないで!」と思われるかもしれませんが、読まれて当たり前と思わないでほしいのです。一生懸命リサーチして、時間をかけて書いた記事。どうせ書いたなら読んでもらいたいですよね。

記事作成を依頼する側としても、読まれない記事にお金を払いたくはありませんので、厳しいですがやっつけ仕事だと思われるような記事を納品してくる方との契約は致しません。

では、どうやったら読者はあなたの書いた記事を最後まで読んでくれるのでしょうか?

答えは簡単。読者に寄り添い、読者が満足するような記事を書けばいいのです。

「どうすれば読者に満足してもらえるのかわからない」という声が聞こえてきそうですね(笑)そこで今回は、読者に寄り添った記事の書き方について説明していきます。

この書き方をマスターできれば、読者を満足させられるだけではなく記事作成を依頼してきたクライアントも満足させることができるでしょう。

ここまで考えて記事作成できるライターさんは少ないのが現状ですが、最近では書いていただいた記事をGoogleなどの検索エンジンで上位表示させるのに記事内容が深く関わってきています。

完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジンである

※Googleサイトから引用

ユーザー=読者のことです。Googleは読者にとってより役立つ良質な記事を提供するために、日々検索エンジン最適化のための努力をし、進化し続けています。

そのためライターさんに求められる能力も年々高まっており、ライターとして今以上に報酬を得たいと考えているのであればライティング能力アップは欠かせません。

ぜひ、読者やクライアントに満足してもらえる良質な記事を書けるよう、初心者の方も経験者の方も一緒に学んでいきましょう。こちらの記事の内容は一度で理解するのは難しいので、繰り返し読んで理解を深めていってください。

良質な記事とは?

記事作成の流れを説明する前に、良質な記事とはどのようなものか考えてみましょう。

弊社では良質な記事をこのように定義しています。

良質な記事の定義

読者が120%満足し、生活の質を劇的に向上させることができる記事、読者に幸福感を与えられる記事

読者の満足度が100%では良質な記事とは言えません。その記事を読んだ瞬間、「この情報こそ私が求めていたものだ!」「そうそう、これが知りたかったの」と感じてもらえるような記事こそが良質な記事です。

例えば「ヘアセット やり方」で検索する人の調べていることはヘアセット方法なので、髪の長さやシーン別にヘアセットの方法を教えてあげるページがあればある程度は読者から感謝されるでしょう。しかし、それだけではまだ足りません。

「ヘアセット やり方」で調べる人の本当の願望を考えてみてください。「ヘアセットのやり方を知りたい」というのは表面的なものであり、その背景にはデートや結婚式、パーティーなどで「髪に変化を加えることで今の自分よりも可愛くなりたい(カッコよくなりたい)」という願望があるのです。

120%読者を満足させるためには、単にヘアセットの方法を解説するだけではなく、読者自身も気づいていないような願望や悩みまで解決してあげなければなりません。

そのためには画像や動画を使ってわかりやすく解説したり、頭や顔の形に合わせたヘアセット方法、ヘアセットが崩れない方法を紹介したりするなどした方が喜ばれそうですよね。

ここまで深く考えて初めて、そのキーワードで検索する読者を120%満足させることができるのです。

記事作成の流れ

良質な記事とはどういうものかを理解した上で、記事作成していきましょう。記事作成の流れを簡単に説明します。

記事作成の流れ

1.読者をイメージする
2.書き出しを書く
3.本文を書く
4.まとめを書く

それぞれ解説していきますね。

1.読者をイメージする

記事ジャンルによって渡されるキーワードは違いますが、どのジャンルでも必ずその記事を読む読者がどんな人物かをイメージしましょう。

難しい言葉では「デモグラフィックとペルソナを設定する」と言いますが、それについてはまた別の記事で紹介します。(デモグラフィックとペルソナって何?という方のために簡単な説明を載せておきますね)

デモグラフィックとは・・・人口統計による属性データのこと。顧客データ分析の切り口のひとつ。特定の商品やサービスの有効なターゲットを探す目的で使われる。

ペルソナとは・・・企業が提供する製品・サービスにとって、もっとも重要で象徴的なユーザーモデル。コンテンツライティングにおいては、あるキーワドで検索する人が、どのような趣味や価値観を持って毎日を送っているのかを一人の人物像に落とし込むことを言います。

難しい言葉で書かれるとピンとこないかもしれませんが、先程から書いているように読者がどんな人物かを具体的にイメージすればいいのです。

・このキーワードで検索してくる人は男性かな?女性かな?
・何歳くらいだろう?結婚して子供がいるのかな?
・どんな仕事をしていて、収入はどれくらいなんだろう?
・どんな悩みやストレスがあるんだろう?どんな願望があるんだろう?
・何がきっかけで、何が知りたくてこのキーワードで検索しているんだろう?

イメージに正解はありません。このように読者をイメージすることで、なんとなく記事を書くよりも読者が具体的に何を欲しているのかが見えてきます。あなたはより記事作成しやすくなり、読者はあなたの書いた記事を読んで「この人私のことわかってるな」と思い記事を読み進めてくれるのです。

イメージしにくいという方は、あなたの身近にいる人物に落とし込んでみてください。そしてその人に向けてラブレターを書くつもりで記事作成すると良いですよ。

それでは読者のイメージができたところで、記事を書いていきましょう。

2.書き出しを書く

書き出しはとても重要です。

・自分が求めている情報ではなさそう
・読むのが大変そう
・わかりにくそう

など感じられてしまえば、その瞬間に読者はページから離れてしまいます。まずは書き出しは読者の読むモチベーションを左右する重要な部分だということを理解してください。

そもそも読者は記事を読みたくはないのです。自分だけでは解決できない悩みや課題があり、それを解決するために面倒でも検索して記事を読みます。

あなた自身、何かのキーワードで検索して読んだ記事の最初の1行目で「ここには自分の欲しい情報は載っていない」と思いページを離れた経験があるのではないでしょうか。

そうならないために、書き出しを書く3つのポイントをお伝えします。

書き出しの3つのポイント

1.書き出しでユーザーの共感を得る(問題提起)
2.何が書かれているのか伝える(解決策)
3.課題が解決されると連想させる(解決策の根拠)

問題提起

読者を具体的にイメージし、その人の悩みを考えてみてください。それに対して問いかけ、まずは悩み自体に共感します。

例)いつもちゃんとしたスーツを選んでいるつもりだけど、何だかビシッと決まらず悩んでいませんか?

→「そうそう、まさにそのことで悩んでるんだ」(共感)

解決策の提示

読者に対して有効な解決策を伝えましょう。興味を引く文章が良いですね。接続詞例)実は

例)ここで紹介する通りにスーツを選ぶと、誰でも簡単に自分に合うスーツがわかるようになります。

→「何?そんな良い方法があるの?」(興味・期待)

解決策の根拠

読者の期待を高めるため、紹介する解決策の根拠を書きましょう。接続詞例)なぜなら

例)私も、この方法でスーツ選びに失敗することがなくなりました。

3つのポイントを押さえた上で、この記事がどういう記事なのか簡単に要約し、読者へのメリットを伝えてください。

記事の要約

書き出しで内容の全体像を把握してもらうために、簡単な要約をしましょう。接続詞例)ここでは・今回は

例)スーツ選びで押さえておくべき3つのポイントとともに、具体的な選定方法をステップでお伝えします。

→「なんだかわかりやすそうだな」(把握)

記事を読み終えたときに読者が得られること

読む目的意識を明確にしてもらうために、記事を読み終えたら読者が得られること(記事のゴール)を伝えましょう。接続詞例)読み終えていただければ

例)今後スーツ選びで悩むことはありません。後悔のない買い物ができるようになります。

→読むとこんなことができるんだ!」(目的意識)

このようにして書き出し部分で読者の記事を読むモチベーションを上げ、読み進めるにつれてワクワク感を与えてあげられるようになりましょう。

書き出しで難しいことを書く必要はありません。「今すぐ読んでみたい」「読むのがラクそうだ」と思わせることも重要です。

ですから書き出しが長すぎるのはNGです。悩みが深い記事であれば丁寧に書いた方が良いですが、ドラマや映画のレビュー記事などの場合は特に、読者の興味や期待を高めながら簡潔に書きましょう。

書き出しは映画の予告と同じ。どう書いたら読者がワクワク読み進められるかな?と常に考えてみてくださいね。

3.本文を書く

書き出しを書き終えたら、本文を書き進めていきます。本文はこれから説明する10の鉄則を意識して書いてください。

本文の書き方10の鉄則

1.見出しを効果的に使ってどこに何が書かれているかわかりやすくする
2.適宜改行し、重要な部分は文字装飾をする
3.見出しと本文に書かれている内容を一致させる
4.文字数は意識しなくてOK!量より質を重視する
5.読者を幸せに導く内容になっているか意識する
6.具体的な実績や事例を入れる
7.グラフや表、イラストを多用してわかりやすい内容にする
8.専門的な用語が簡単な言葉で書かれている
9.主張をはっきり伝える。主張と根拠は必ずセットにする
10.とにかくわかりやすい文章にする

1.見出しを効果的に使ってどこに何が書かれているかわかりやすくする

整理されていて、見出しを見るだけでどこに何が書いてあるかパッと見でわかるようにしましょう。読者の興味を引くようなキャッチコピーを考えるのもOKです。

読者の興味をキープするためには、「結果→理由→例示→補足」「疑問→答え→理由」の順序で書くと良いですよ。

ネット上で記事を読む人たちは非常にせっかちです。自分の求めている答えがここにはないと判断すると、すぐにそのページから離れてしまいます。そのため最初に結論を持ってきましょう。(起承転結の流れはWeb記事には向きません)

見出しに結論を入れて興味を持たせ、その理由を記事内に書くのも良いでしょう。それに例や補足を加えていけばいいのです。

また、人は疑問を与えられるとその答えを知りたくなるもの。先に疑問を与えて読者に少し考えさせ、答え(結論)を書きその理由を説明するという方法もおすすめです。

2.適宜改行し、重要な部分は文字装飾をする

読者が読みやすいと感じるように適宜改行しましょう。文章を読みやすくするためには、箇条書きを使うのがおすすめです。

実際にサイトに入って記事投稿する場合は、文字に色を付けたり下線を引くなどして読者を飽きさせない工夫をしてみてくださいね。

3.見出しと本文に書かれている内容を一致させる

見出しと本文の内容がズレないように注意しましょう。

4.文字数は意識しなくてOK!量より質を重視する

「どれくらいの文字数で書けばいいですか?」という質問には弊社の場合「だいたい1記事2,000文字前後」と伝えていますが、実は文字数よりも意識していただきたいのは記事の質です。

文字数を多めにしようと意識して意味のない文章をダラダラ書くよりも、短くても読者の満足度を満たせる文章の方が価値があります。

文字の分量に迷った場合は、「読者がこの記事を読んで120%満足するために必要か?」と考えてみてください。必要であればより詳細に書いた方がいい場合もあるでしょうし、不要なところは削った方が良いでしょう。

答えは常に読者が持っています。わかりやすさを追求していきましょう。

5.読者を幸せに導く内容になっているか意識する

読者が記事を読み終わった後に行動を起こしてくれたり、自分が思っている以上の情報を得られたりするなど120%満足できるような記事を目指しましょう。

6.具体的な実績や事例を入れる

抽象的な言葉で「すごく伸びてます!」「話題になっています」と言われても、読者は半信半疑になります。

実際のデータや事例があるならば、記事に載せましょう。その方が信憑性は格段に上がります。

7.グラフや表、イラストを多用してわかりやすい内容にする

ずっと文字を読んでいるだけでは読者は飽きてしまいます。サイトに入って記事投稿する場合は、飽きさせないように画像やイラスト、吹き出しの会話などを挿入しましょう。

8.専門的な用語が簡単な言葉で書かれている

例えば厚生労働省のホームページに書かれている内容。専門的な言葉が多くてよくわかりませんよね。

何かの論文を参考に記事を書く場合も、そのまま引用してしまうと難しすぎて読者は途中で読むのをやめてしまいます。

小学生でもわかるくらい、簡単な言葉に噛み砕いて書いてください。

9.主張をはっきり伝える。主張と根拠は必ずセットにする

例えば「離婚慰謝料の相場は50〜300万円」ではなく、できれば「離婚慰謝料の相場は200万円」と伝えられるとベターです。

さらに「離婚慰謝料の相場は200万円です。なぜなら多くの裁判例の相場が200万円で、実際裁判をするか否かに関わらず裁判例の相場で和解されているからです」と主張と根拠をセットにすると文章の信憑性や説得力が増しますよ。

10.とにかくわかりやすい文章にする

とにかくわかりやすく、誰が読んでも理解できるように記事を書きましょう。小学生でもわかるくらい簡単に書くことを意識してください。

たとえ話を入れるのもおすすめです。

うれしさ・・・ナメック星のドラゴンボールでは2回死んだ人でも生き返らせることができることを知ったときのような嬉しさ(漫画ドラゴンボールより)
驚き・衝撃・・・ジャムおじさんとバタコさんが人間ではなく妖精だったと知ったときのような衝撃(アニメアンパンマンより)
絶望感・ガッカリ感・・・ジャケ買いしたCDに気に入る曲がなかったときのような絶望感
悲しい・切ない・・・自来也が死んでイチャイチャパラダイスの続きが読めないと知ったカカシのような悲しさ(漫画NARUTOより)
がんばる・あきらめない・・・自分の足で歩こうとするクララのように諦めない(アニメアルプスの少女ハイジより)

一見本文とは関係のない無駄な表現のように思えますが、たとえ話には読者をクスッと笑わせるだけではなく「それは知らなかった!」という読者の知的興奮を高める効果があります。

そのためたとえ文章が長くなったとしても、読者のワクワク感を維持することができるんです。

漫画やアニメのたとえ話だけではなく、多くの人が知っているドラマや映画、音楽や小説、ゲーム、その他多くの人が「あるあると感じるエピソード」などを入れて工夫してみてくださいね。

4.まとめを書く

まとめを書く目的は、人間が忘却の生き物だからです。今まで読んでいた記事の内容を全て完璧に覚えているはずがありません。そのため重要なところはまとめで繰り返しましょう。

記事の内容を要約し、箇条書きで伝えるのもOKです。

また、まとめではその記事に書いてあることを実践することで読者が得られるメリットを最後にもう一度伝えましょう。さらに締めくくりとして読者に親身に寄り添い、読者の感情を配慮した上で読者の悩みや課題が解決できることを祈る言葉があるとベストです。

レビュー記事などの場合は、絶対にその作品を見た方がいい理由などを繰り返し読者をワクワクさせてあげると良いですね。

最後に

今回は記事作成の流れや心構えについて書きました。要点をまとめます。

まとめ

・読者は記事の全てを読んでくれない
・読者が120%満足できるような記事を書く
・記事作成前に読者がどんな人なのかイメージする
・何がきっかけで何が知りたくてそのキーワードで検索したのか考える
・書き出しは映画の予告と同じ。読者への共感や興味を重要視する
・とにかくわかりやすい文章にする
・迷ったら答えは常に読者が持っている

初めての方は「難しい」と感じたかもしれませんし、経験者の方は「これまでこんなこと言われたことない」「めんどくさい」と感じたかもしれません。

「ライティング能力アップの仕方がわからなかったから、嬉しい!」「もっと具体的に教えてほしい!」と思っていただけると弊社としては嬉しいのですが・・・(笑)

最初はなんとなくの理解で大丈夫です。時代の流れに合わせてライターさんも能力アップしていかなければならなくなってきていますし、稼げるライターさんと稼げないライターさんの差も広がってきています。

読者が求める質の高い記事とはどういうものか、どうやったらわかりやすい文章になるのかを考えながら、読者に寄り添い記事作成していきましょう。